2023年5月13日（土）NUNOANI塾10期生の修了式が執り行われました。
10期生は16名が入塾し、年齢も業種もさまざまでしたが、塾生同志が積極的に交流し、お互いを励まし合いながら切磋琢磨してこの1年間学びました。

2022年10月22日、布川塾長の最後のプロデューサー講座でした。
その時の塾長はとても元気で、いつもと変わらない様子でした。
そのわずか1週間後に入院。
入院中はコロナ禍でお見舞いにいくことができなかったので、塾生がお見舞いコメントを寄せた色紙をプレゼントしてくれました。
布川塾長がまたこの塾に戻ってきてくれることを、10期生、在籍の9期生、講師・スタッフ全員が信じて祈り続けましたが、
その思いも叶わず、2022年12月25日に布川塾長は天国へ旅立ちました。

布川塾長のいない初めての修了式。
その修了式授与式は布川塾長の愛弟子でもあるぴえろ代表本間さんが代理で出席してくださいました。
「約40年共に歩み、布川さんは大変な時であっても夢を語っていた、人生を考えるきっかけを与えてくれた。
このNUNOANI塾でもきっと布川さんは自分と同じことをこの場で話していたと思う。君たち（10期生）は布川さんの思いを
布川さんの言葉で受け止めた最後の塾生なのだから、これからもその思いを胸に頑張ってほしいし、アニメ・エンタメ業界を盛り上げていってほしい！！」と10期生にエールを送ってくださいました。

塾を立ち上げてから10年目を迎えたことは布川塾長にとって特別な年でした。
この記念すべき年を迎えた時、以下のように話していました。
「NUNOANI塾を立ち上げてから10年間、色々な塾生を指導してき中で、演出家、監督になった人、プロデューサーとして自社の企画を進めてきた人、独立して会社を起こした人、この塾で学んだことを生かして自社で活躍している人など卒塾後に報告を聞くたびにこの10年、自分のしてきたことは少なからず何らかの気づきが与えられたんじゃないかなと思う。しかし時代の変化とともに今まで通りのやり方を変えていかなきゃいけないし、これからは君たち（事務局）が作り上げていかなくてはならない。10年の経験をもとに君たちが主軸になり、さらにレベルアップした塾にしてほしい」と。
この言葉は布川塾長の遺言と受け止め、私たち事務局はNUNOANI塾を継続し、布川塾長が思い描いていた未来を実現いたします。

いよいよ、2023年6月から新たな期（11期）が始まります。
布川塾長の思いと志しを継承した講師・スタッフ、そしてNUNOANI塾OB達にも協力していただき、昨年以上のレベルアップしたカリキュラムと全面的なサポート体制で
塾生一人一人に向き合い、指導してまいりますので、これからもNUNOANI塾をよろしくお願いいたします！