7期卒塾式
5月25日に緊急事態宣言が解除されました。
当塾は、3月・4月の全講義を休講とし、5月中の全ての講義と面談を27日までオンラインで行いました。
ですが、7期生卒塾式は現地開催で行いたくて、今か今か緊急事態宣言の解除を待ち望んでいた所この解除宣言の一報に、ほっとしたと同時に現地開催を再開して本当に大丈夫だろうかと迷いもありましたが、7期最後の日(5月30日)は現地開催に踏み切りました。
1時限目は伊達先生による演出講座。久しぶりにみんなの顔をみながら講義ができたので、先生もいつも以上に熱が入った授業となりました。演出は1年では教えられることには限りがあり、まだまだ学ぶことはたくさんあります。
当塾はまだ学び足りない方にはさらに1年受講できるようにしています。演出講座では絵コンテの学習がメインで、絵コンテはこなせばこなすほど理解が深まっていくのです。特に演出志望の方は1年だけで終わらせるのは非常にもったいない。1年かけてようやく演出とは何かを理解した上で、2年目はより掘り下げて理解を深めていく。そして現場で通用する人材を育てたいと演出講師一同思っております。
次の期(8期生)も定員となり、新たな仲間とともに次の期も引き続き頑張って頂きたいですね。
7期最後のストーリー講座。
ストーリー講座は毎回課題がでて、それを提出しないと授業に出られないという講座でしたが、
コンスタントに課題をこなし、毎回出席した方は2名でした。
確かに塾生の皆さんは仕事しながらの通塾なので、時間がとれず提出できなかったという言い訳をよく聞きます。
このストーリー講座は作品を論じたり、ヒットを生み出す作品はどんなものなのかを分析する授業なので、課題を提出しないと理解できないプログラムになっています。
厳しいかもしれませんが、課題を出さないと出席できないというのは当たり前の事ですし、授業に参加できないのは本当にもったいないなと思います。
布川塾長によりプロデューサー講座。布川塾長もオンライン授業はどうも性に合わないようで現地開催はとても楽しみにしておりました。やはり講師の皆さんは塾生の反応の見えないオンライン授業はやりにくいのかもしれませんね。
プロデューサー講座終了後に修了証書授与式を行いました。
仕事の都合で卒塾式すら出席できない方もいらっしゃいました。
7期生の皆さん、1年間通ってみていかがでしたか?
入塾してからあっという間の1年間だったと思います。
演出講座では3名の講師陣の講座を受講していただき、3名とも現役で活躍している監督さんなので、現場の話や指導は他の教育機関では学ぶことができない非常に貴重な経験だと思います。
それに自分の描いた絵コンテを添削して頂くことも塾生だけの特権ですし、先生たちは見込みのある塾生を現場に送り込むことに意欲的です。当塾はチャンスがたくさん転がっているのです。
ストーリー講座は課題が多く大変だったかと思いますが、学び続けることでストーリーの理解が深まり、今までは一視聴者として観ていた作品もより客観的にプロの目で視聴するように意識し始めるようになったと思います。
プロデューサー講座は布川塾長がアニメ業界で半世紀以上生き抜いてきた経験話を交えて講義してきました。プロデューサーとしてだけでなく、経営者として日本のアニメ業界の現状と、アニメビジネスが今後どう展開していくか、今後のアニメ業界を牽引していくプロデューサーとして必要なものは何か?という事を論じ、お伝えしてきたかと思います。
5人で始めた小さなぴえろがどのようにして大きく成長していったのかがお分かりいただけたのではないでしょうか?
また、各方面から特別講師をお招きし、様々なプロデューサーの話が聞けたことも非常に良い経験であり、勉強になったことと思います。
その他に課外授業として、俳優を使った実技演習講座やぴえろ見学、アフレコ見学、2日間でアニメを仕上げるといった特別プログラムなど、1年間盛りだくさんの内容でした。
この1年間、十分な「インプット」ができたと思います。
その経験を生かし、次年度は「受け身」の姿勢からより「能動的」な姿勢で講義に取り組んでいただきたいと思います。
演出志望の方は絵コンテをもっと描いてくること。ストーリー講座の課題は出し続けること。
1年間で皆さんはかなりの刺激をもらったことと思います。その1年間が無駄にならないように次年度も頑張っていきましょう!
1年間お疲れ様でした!